使い心地のよい入れ歯で、楽しくお食事や会話を
歯が抜けたままにしていると、まわりの歯が隙間を埋めようと移動していき、歯並びやかみ合わせが悪くなっていきます。また、抜けた歯と噛み合っていた歯は徐々に伸びてしまいます。 お食事や会話を快適に楽しむためには、自分のお口に合った入れ歯や義歯を製作することが大切です。
当院では、患者様のご希望やお悩みをしっかりとうかがい、できるだけご希望に沿った使いやすい入れ歯や義歯をお作りするように努めています。
新しく入れ歯を作りたい方はもちろん、今の入れ歯が合わない場合には調整も承りますので、お気軽にご相談ください。
入れ歯（義歯）の重要性
歯を失うと言葉を発音しにくくなり、会話がしづらくなることがあります。
また、見た目を気にしてふさぎこんだり、人と会うのを避けたりする方もいらっしゃいます。
このように外での活動を控えることで社会性が低下することも、健康長寿を縮める要因の１つと考えられています。
入れ歯には、このように
- ①咀しゃく機能の回復
- ②発音機能の回復
- ③見た目の回復
また、歯がない状態のままでいると、隙間を埋めようと隣の歯や噛み合うべき歯が動いてしまい、噛み合わせが悪くなる場合もあります。
いつまでも健康的に暮らすために、入れ歯はとても大切な役割を担っているのです。
入れ歯の種類
レジン床義歯(保険適用の総入れ歯)
歯ぐきに触れる「床」部分が、レジンという歯科用プラスチックで作られた入れ歯です。
ほとんどの症例で使用でき、保険が適用されるので安価で製作できる点がメリットです。
一方、強度を保つために床を厚く作る必要があるため、装着した時に違和感がある、話しづらい、食べ物の温度が伝わりにくいなどのデメリットもあります。
金属床義歯(自由診療の総入れ歯)
歯ぐきに触れる「床」部分が金属でつくられた入れ歯です。
床を耐久性に優れた金属で薄く仕上げることができるので、食べ物の温度を感じやすく、美味しく食事が楽しめます。また、違和感が少ないので話しやすく、たわみがないので残る歯への負担が少ないことも特徴です。
ただし自由診療の適用になるので比較的高価になります。
ノンクラスプデンチャー(自由診療の部分入れ歯)
残った歯に義歯を固定する、クラスプという金属バネの部分をプラスチックで作る部分入れ歯です。
クラスプの素材は歯ぐきになじむ色にできるので、見た目も自然で審美性が高いのが特長です。
耐久性に優れた素材を用いますが、装着感や機能性を考慮して、床部分をあえて金属にすることも可能です。
ただし、症例によっては使用できない場合があります。
アタッチメント義歯 (自由診療の部分入れ歯)
残った歯と入れ歯にそれぞれぴったりとはまるような器具を取り付けた入れ歯です。装着したときに器具によって固定されるので、ずれたり外れたりすることが少なくなります。
また、目立つクラスプがないので見た目がよく、安定しているので通常の入れ歯よりもしっかりと噛むことができます。
ただし自由診療の適用になるので比較的高価になります。
コーヌス義歯 (自由診療の部分入れ歯)
残った歯を削って「内冠」という被せ物をして、入れ歯の方に凹型の「外冠」をつけ、内冠に外冠をはめ込むように装着する入れ歯です。
摩擦力によって密着して安定し、一般的な入れ歯よりもずれたり外れたりすることがありません。見た目がよく装着時の違和感も少ないので、使い心地も快適です。
ただし自由診療なので比較的高価で、健康な歯を削る必要があります。
たくさんの選択肢の中から最適な治療を
当院では、保険適用のプラスチック製入れ歯から自由診療の入れ歯まで、ご希望のものを選択していただけます。自由診療ではノンクラスプデンチャーから金属床、アタッチメント義歯、コーヌス義歯など、使い心地やライフスタイル、ご予算に合わせて、幅広い義歯をご用意しています。それぞれのメリットとデメリットを丁寧にご説明しますので、ご希望のものをお選びください。 ただ、入れ歯も天然歯と同様に、毎日のホームケアと定期的なメンテナンスが大切です。製作後も定期的なチェックを行い、入れ歯を長持ちさせましょう。
